普段の生活では意識することのない、鉄道の廃線跡。
そんな廃線跡が遊歩道として整備されているのが、この「旧篠ノ井線・廃線敷遊歩道」です。
篠ノ井線・廃線跡とは
安曇野市明科地域にあり、1988年に廃線となった旧篠ノ井線のこと。
約86年間にわたり、長野県内の人々や荷物の往来に欠かせない重要な路線でした。
「廃線敷遊歩道」へのアクセス
車であれば、安曇野インターからは、車で約20分。
(白馬ホテルパイプのけむりからは約70分)
鉄道であれば、JR篠ノ井線・明科駅で下車。
今回は「旧白坂第2トンネル」駐車場からスタート(前掲のグーグルマップでの最終地点)。
遊歩道の所要時間は90分から150分。どこまで歩くかを事前に決めておこう。
しばらくは砂利道を歩くのだが、この敷石がかなり大きくて歩きづらい。
底の厚い靴がおすすめ。
漆久保トンネル。
こういう風景を間近に見られるのは趣がある。
漆久保トンネルの壁面。
レンガの積み方はイギリス式。
天井はススなどが付着している。ここを汽車が走っていたんだなあ。
線路の側壁。
国鉄を守ってきた、そういった存在感の大きさを感じさせる。
廃線跡を物語るかのように、遮断機も残ったまま。
遊歩道に残る線路跡。
線路といえば『スタンド・バイ・ミー』。でも個人的には、リットン調査団の柳条湖事件現場視察。
当時のまま佇む信号機。
その後ろはケヤキ林。
おそらく、山地の険しい篠ノ井線の防災のため植林されたのだろう。
春から秋にかけて、いつ訪れてもこの遊歩道の魅力を発見できるのではないでしょうか。
*2020年7月17日まで、白馬ホテルパイプのけむりは休館いたします。
なお、電話受付時間は【8:00~17:00】 でございます。
▽ご質問などございましたら、お問い合わせください▽
白馬ホテルパイプのけむり
Tel 0261-72-5555