熱海ホテルパイプのけむりから車で約25分の湯河原町
徳川時代に起源を持つ伝統的な祭り
「湯かけまつり」は、神奈川県と熱海市の境に流れる千歳川の
上流「藤木川」の不動滝から泉公園までの約2kmの道を、
神輿が温泉の「湯」を浴びながら温泉街を練り歩くお祭りです。
沿道には温泉の「湯」が入った樽(1,000樽、約60t)が用意され、
観客が神輿めがけて威勢良く「湯」をかけます。
メイン会場となる湯河原観光会館前広場とフィナ?レ会場の泉公園では、
神輿が甚句にあわせて会場内を練り歩き、盛大に「湯」がかけられ、迫力満点です!
湯かけまつりの由来
説は色々あり、江戸時代、当地の湯の効能が高いことから、温泉を樽に詰め、
大名家や御用邸に献上した古事から始まったとも言われています。
当時は献湯神輿の出発に際し、道中の安全を祈願してお湯をかけ御祓を
する儀式がありましたが、それを再現したものが「湯かけまつり」です。
現在では沿道の人々が感謝の意を込めて神輿に湯をかけるようになっています。
また「湯かけまつり」と同時に、何万本もの箸を燃やし、無病息災、五穀豊穣を
祈る「御箸(みはし)まつり」も古より神事の行事として行われています。
万葉集にも詠まれるほどの古い歴史を持つ湯河原温泉の「湯かけまつり」。
ホテルの夕食時間と重なるため、素泊りや朝食付きプランで予約して
神輿の担ぎ手と沿道の観客とが一体となって盛り上がる、湯河原ならではの
独特な風情を堪能するのも良いですね♪