明治から熱海と共に歩んだ「福島屋旅館」の歴史
昭和レトロが残る「福島屋旅館」ですが、実は明治初期から続く老舗旅館です。
明治初期には木造二階建てだった福島屋は大正13~14年に木造三階建て
に建て替えられています。こちらは大正14年1月14日の上棟式の時のもの。
残念ながら、この建物は昭和19年、福島屋の近所から出火し、
近隣の80戸余が焼失した本町大火で焼失してしまいました。
昭和28年頃には中央部に新たな玄関が増築され、新たな帳場が増築されました。
こちらの玄関と帳場は、現在も残る玄関と帳場となっております。
熱海市では、熱海大火の後に木造建築のモルタル等による耐火化が進められました。
福島屋旅館では最後の増築の際に外装のモルタル化が行われました。
こちらは昭和32年頃の福島屋旅館。
何度も大火に見舞われながらも復興してきた熱海とともに歩んできた福島屋旅館。
そんな歴史に想いを馳せながらゆったりと福島屋旅館のお湯に浸かってみてくださいね♪